函館で見つけた、おいしい旅のお土産

旅先で心に残るものといえば、風景や食事、出会いなどさまざまですが、「お土産」もまた、その土地ならではの魅力を持ち帰る手段として外せません。北海道・函館を訪れるなら、ぜひ立ち寄っていただきたいのが、函館国際ホテル本館1階に位置するホテルショップ「モンモランシー」です。

店舗に一歩足を踏み入れると、そこには函館ならではの豊かなおもてなしの心と、洗練されたセレクションが広がっています。観光土産の定番を越えた、少し特別な“函館らしさ”を探す方にこそ、この場所はぴったりです。

まず目を引くのが、ホテルオリジナル商品たちの存在感です。地元の味覚とホテルのこだわりが見事に融合した品々は、他では手に入らない逸品ばかりです。そのひとつ、「四川激辛麻婆豆腐の素（864円、税込）」は、ただ辛いだけでなく、深みのある味わいがクセになると評判です。北海道産の素材を活かしながら、ホテルの料理人が試行錯誤を重ねて生み出した本格派の味で、ご自宅で手軽に“ホテルの一皿”を再現できるのが嬉しいポイントです。

甘いものがお好きな方には、「雅あんぱん」や「函館焦がしチーズケーキ」がおすすめです。どちらもホテル内で丁寧に焼き上げられ、素材選びから製法に至るまで、細部にわたってこだわりが感じられます。特に「雅あんぱん（280円、税込）」は、ふっくらとした生地の中にほどよい甘さの餡が詰められており、朝食や午後のティータイムにぴったりです。旅の途中でつまんでもよし、お土産として持ち帰り、大切な人とシェアするのも素敵です。どこか懐かしさを感じる、優しい味わいとなっています。

「函館焦がしチーズケーキ（2,000円、税込）」は、地元で愛されている函館牛乳のマリボーチーズとクリームチーズを使用したチーズケーキ。ベイクドタイプでありながらも口当たりはなめらかで、表面の香ばしさが奥行きを与えています。チーズのコクと控えめな甘さのバランスが絶妙で、冷やして食べると一層美味しさが際立ちます。函館の港町の景色を思い出しながら、ゆっくりと味わっていただきたいスイーツです。

ユニークなお土産として注目されているのが、「エゾリスほーばるクッキー（1,200円、税込 / 8枚入り）」です。見た目の愛らしさはもちろん、口に運んだときの素朴で優しい味が人気の理由となっています。名前にある“エゾリス”は、北海道の自然を象徴する存在です。そのイメージを形にしたこのクッキーには、旅人の心を和ませるあたたかさが詰まっています。賞味期限は30日。お子様から大人の方まで楽しめるため、ご家族へのお土産にもぴったりです。

モンモランシーの魅力は、それだけにとどまりません。ショップでは、函館を拠点に活動する画家や作家の作品も展示・販売されており、地域の文化に触れられる貴重な空間となっています。旅の思い出として、アート作品を手に入れるという選択肢があるのは、文化の香り漂う函館ならではの贅沢とも言えます。

モンモランシーがある函館国際ホテルは函館空港からバスで約30分、JR函館駅から徒歩約8分。函館朝市や金森赤レンガ倉庫、函館山といった人気観光スポットにも近い、函館港を望むウォーターフロントにあります。モンモランシーは7:00から20:00まで営業しており、ホテルのチェックイン前やチェックアウト後、あるいは朝の散歩ついでにも立ち寄れるのが嬉しいポイントです。焼きたてのパンは特に人気が高く、午前中には売り切れてしまうことも多いため、ホテル滞在中に足を運ぶなら、ぜひ早めの時間帯の購入をおすすめします。

旅の締めくくりに「函館国際ホテル モンモランシー」で特別なお土産を選ぶひとときもまた、旅全体の印象をより深くしてくれるはずです。

心に残る旅には、心に残るお土産を。函館の地で育まれた味と文化を、その手に抱えて帰る贅沢を、ぜひ皆様にも味わっていただきたいです。