名古屋城

荘厳で圧倒的な軍事要塞、名古屋城は東京と大阪の中間にあります。築後数百年になるこの壮麗たる城郭は、日本の歴史と建造物を代表する例の最たるものです。 名古屋城は江戸時代初期、徳川将軍家の御三家、とりわけ尾張藩の軍事要塞として建造されました。築城当時、名古屋城は全国で最大規模の城郭でした。こうした歴史的背景をもとに、名古屋はやがて日本の四大都市の一角をなすようになりました。戦時中は、名古屋空襲で当初の建造物の多くが破壊されました。しかし文化的な歴史の実証例となる多くの工芸品が無事守られ、現在、城内に展示されています。名古屋城は、最近になって城郭の精密な復元工事が開始され、この驚異的な城郭が当時の技術と資材を駆使して、当初の姿が再現されることになっています。 城には、堂々たる建造物から細部にわたる歴史的な装飾品や芸術品に至るまで奥深い伝統が息づいています。特に見逃すことのできないのは名古屋城夏祭りと名古屋城宵まつりでしょう。武器や装束とともに江戸の歴史が再現され、当時の雰囲気を体感できるほか、行楽客向けの楽しい出店もあります。 営業時間 お城の開園時間は9:00～16:30（天守閣への入場は16:00まで）です。12月29日～1月1日の期間は休園です。